身体で聴こう音楽会
第246回 定期コンサート
日 時 | 2018年9月22日(土) 13:20 開場 / 14:00 開演 |
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会 場 |
川崎市国際交流センター ホール |
出 演 | 第一部:むゆうじゅ(インド古典舞踊) 第二部:team H(ボイスの基礎を学んで、みんなで楽しく歌ってみよう!) |
料金 | 無料 |
予約・ 問合せ |
Pioneer WEBサイト内「身体で聴こう音楽会」お申し込みフォーム / お問い合わせフォームよりお願いいたします。 |
主 催 | Pioneer |
パイオニアでは、聴覚に障がいをお持ちの方の「音楽体験の場」として“ボディソニック(体感音響システム)”を使ったコンサート『身体で聴こう音楽会』を行っています。 弊社創業者・松本 望(故人)の志「より多くの人に、より良い音を」をもとに1992年7月から定期的に開催。現在の企業理念である『より多くの人と、感動を』においてもそのまま継承し、聴覚に障がいがある方も一緒に、音楽の素晴らしさに触れていただきたいと考えております。
この音楽会を始めたきっかけは、1972年までさかのぼります。ロケット工学で有名な、糸川英夫博士(故人)による社内講演時の提言をヒントに、松本 望が自宅の研究室で、体感音響システム“ボディソニック”の研究・開発に取り組みました。
一般に「音楽は耳で聴く」と言われていますが、糸川博士は「音楽は耳と骨で聴いている」と提言。~音楽は、聴覚を通して聴く「音波」と「ボーンコンダクション」(骨伝導)の二つの成分を聴いている。つまり音楽は耳だけで聴くものではなく、体全体で感じるものである。音楽を聴く人が真の恍惚感に浸るのは、このボーンコンダクション効果が大変大きく、骨伝導のエネルギーの伝わりがオーディオ機器には不可欠である。~この考えから開発されたのがボディソニック(体感音響システム)です。
ボディソニック(体感音響システム)の第一号が誕生(1983~84年)した頃、当時会長だった松本 望が、この骨伝導を利用すれば聴覚障がいの方も、“音楽やリズムを楽しめるのではないか”と考え、聴覚障がい者団体等の協力のもと、様々な研究を行いました。その中で、聴覚障がい者の喜ぶ姿や感動した様子に感銘を受けた社員が「ぜひ、企業のボランティア活動に」と提案・実現したのが『身体で聴こう音楽会』の始まりです。以来、試行錯誤を重ね、聴覚障がいの方々に少しでも満足していただけるように、機材や運営面での改良を少しずつ加えながら現在に至っています。
ボディソニック(体感音響システム)とは ページはこちら
また、当音楽会の運営(機材の搬入搬出やセッティング、オペレーション、受付、進行など)は、すべて弊社社員のボランティアによって行なわれています。
参加者からは「縁がないと思っていた音楽を、また楽しめてすごく嬉しい」「ボディソニック(体感音響システム)だと、小さい音もよく聞き取れました」「体の振動で音楽全体が体験できるので、感動します」など、嬉しい感想が寄せられております。
むゆうじゅの演目
オディッシーはインド東部のオディシャ州の寺院で踊り継がれてきた古典舞踊です。しなやかな曲線を描く動きは叙情的な魅力にあふれ、インドの寺院を飾る彫刻のような姿から「生きた彫刻」とも呼ばれる舞踊です。今回はオディッシーの演目2曲と、インドを代表する詩人、思想家であるラビンドラナート・タゴールの曲をオリジナルの振付でご覧いただきます。
【曲目】
インド古典舞踊より(マンガラチャラン・カジャラプリタ、モクシャ)
タゴールの詩より(ジョル・ポレ、トゥミ・ノボ・ノボ・ルペ)
その他、詳細は「身体で聴こう音楽会」イベントページをご覧ください。